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スイス鉄道紀行(8)豪壮なラインの滝ぐるり

ラインの滝が InterCity の車窓から見えた!・すかさず撮った・撮れた!

ラインの滝を北側から時計回りに走るIC車窓から撮影:近郊電車が鉄橋を走行(下)。窓が開かず、車内の灯りが反射

IC はチューリヒ中央駅からノンストップでシャフハウゼンに停車:近郊線に乗り換え、車窓から眺めるライン川(上)。ライン川鉄橋を通過中に滝方向を撮影(下)

ライン川鉄橋から撮ったラインの滝(上)。岩盤を貫くトンネルを通過後下車(左下)。

走り去る近郊電車を見送った(下中)。駅から散策路降りて、滝を撮影(下右)

ラインの滝を反時計回りに散策:ICで走って来たライン川対岸の石橋(上)。列車が通過(下)

(8) 解説文

(8)豪壮なラインの滝ぐるり

 スイストラベルパスを活用する自主企画において、ベルナーオーバーラント地方を基地とする際は、チューリヒの北方、ドイツとの国境地帯に位置するラインの滝を訪れるのは効率が悪い。
 2017年10月は、羽田への帰国の復路の選択において「ドーバー海峡経由の機窓・・・」と提案したら、初体験となる相棒が若干の割増料金を是として、チューリヒ発ロンドン経由の復路が決定した。
 搭乗機の後方逆光になり難い窓側席を得ることが課題になるが、ANAのコードシェア便であり、現地空港カウンターで願う座席の確保を余儀なくされた。このため、座席指定が可能になる24時間前を目途に、遅い午後時間帯に、ライン滝の初探訪を決めた。
 Rheinfallライン滝について、スイス政府観光局の記事を見ると「水量の多さでヨーロッパ最大。景勝地としても古くから世界的に有名な滝で、その大きさと迫力に圧倒されます」とあり、詩人ゲーテはこの瀑布に強く魅了され、生涯に4度も訪れたとも・・・。
 初めての訪問地ゆえ、効率良く、かつ、より秀逸に巡るために情報収集は必須です。狙いを定めたのは、ライン滝の南東部に位置するSchloss Laufen am Rheinfallで下車し、反時計回りに散策して巡るルート。幸い、近郊線が走る鉄橋は、ライン滝を眺めることが出来る上流域に隣接しているようで、実際、散策路が線路添いに整備されていたのです。
 スイス連邦鉄道SBBで[From: Zürich HB][To: Schloss Laufen am Rheinfall]を入れ、昼過ぎの出発[Time: 12:30]を設定し、[Search connection]をクリックするといくつかヒットします。Mapをクリックして走行ルートを確認し、比較します。選択は、ライン滝の北側を東へ走り、基幹駅であるSchaffhausenシャフハウゼンで各駅停車の近郊線電車に乗り換えて、折り返すようにライン川沿いを南下し、ライン滝に近接した鉄橋を渡り、Schloss Laufen am Rheinfallで下車するコースです。つまり、車窓からライン滝を事前に眺めることで、土地勘をつかんでの散策です。
 以下体験記です。
 10月初旬、チューリヒ中央駅12:37始発のInterCityに乗車。ノンストップでシャフハウゼンに到着。地図を見ると、到着直前にドイツ国内を走行することが分かります。かつ、ライン滝の下流域でライン川鉄橋を南から北へと通過します。
 近郊電車での移動を前提に見ると、停車駅は、Eglisau~Hüntwangen-Wil~Lottstetten~Jestetten~Neuhausen Rheinfallと続きます。速度を落とさずに走るICの車窓撮影が及第点に及びませんでしたが、ライン川鉄橋は、Eglisauエーグリーザウを過ぎて直ぐ、約1分の所です。LottstettenロットシュテッテンとJestettenイェシュテッテンの2駅はドイツ国内です。そして、再びスイス国内に入るとライン滝を眺めながらNeuhausen Rheinfallノイウハウゼン・ラインファルに着きます。
 車窓から撮った写真は、残念ながらICも近郊電車も窓が開かないため不満が残りますが、致し方ありません。
 ライン滝を眺めながら散策し、堪能した後、Neuhausen Rheinfallから各駅停車に乗車し、隣駅のNeuhausen で近郊電車に乗り換え、再度、ライン川鉄橋通過時にライン滝を眺め、Schloss Laufen am Rheinfall経由の路線でチューリヒに戻りました。

[2018/9/2 記]

喜寿の頃は、果たして・・・

どうしていましょうか・・・

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